8月も後半になりましたが、まだまだ暑い日が続きますね。予報ではこの先も当面、平年の気温よりも高めの猛暑日が続くんだとか・・・。
そうなると辛くなってくるのが、バレエのレッスンです。
しかも今年の夏は、新型コロナウイルス対策で、マスクをつけながらレッスンを行っているスタジオが多いのではないでしょうか。
さらにスタジオ内も、換気しながらの冷房となるため、どうしても温度が高めになります。
新型コロナウイルスだけでなく、熱中症も心配になってしまいますよね。
そこで今回は、バレエレッスンでの熱中症予防に役立つ情報やアイテムをご紹介していきたいと思います。
【対策1】基本は水分・塩分補給
熱中症対策の基本となるのはやはり、こまめな水分補給、そして塩分摂取です。
レッスンの合間に、先生がこまめに水分補給の時間を設けてくれるかと思いますので、その都度忘れずに水分をとるようにしましょう。
飲み物は、糖分が多いスポーツドリンクよりも、お水や麦茶がおすすめです。
レッスンが終わっていないのに水筒がからっぽ・・・ということのないよう、必要であれば予備の飲み物も用意すると安心ですね。
そしてレッスンで汗をかくと、体の塩分やミネラルが失われてしまうため、休憩時間などを利用して塩分もとりましょう。レッスンの前に自宅で、梅干しやお味噌汁などをとることを推奨しているスタジオもあるようですね。
手軽に塩分補給できるものとしては、塩飴、ゼリー、昆布などがあるかと思いますが、個人的には、口の中ですぐに溶けて短時間で塩分摂取できるタブレットタイプのものがおすすめです。
※高血圧症の方は、かかりつけ医と相談した上で、適切な量の塩分を摂取しましょう。
【対策2】汗を拭くなら濡れタオルやボディシートがおすすめ
バレエのレッスンはハードなので、たくさん汗をかきますよね。中には、汗ふき用のフェイスタオルが1枚では足りないという方も。
不快感を減らすためにも、みなさんレッスンの合間には、こまめにタオルで汗を拭き取っているのではないかと思います。
そのタオルなのですが、実は乾いたタオルで汗が出る度に拭き取ってしまうと、熱中症のリスクが高まる危険性がある、との情報もあるようです。
というのも、汗が蒸発する時の気化熱によって体温を下げる効果があり、その汗を拭き取ってしまうことで体温が下がりにくくなってしまうそう。
そのため、汗を拭き取るときは皮膚が乾いた状態にならないように、濡れタオルや汗拭きボディシートを使うとよいそうです。
濡れタオルをレッスンに持参するのに抵抗がある方は、水をスプレー容器に入れておき、乾いたタオルで汗を拭いた後、皮膚にスプレーしても。
また汗拭きボディシートは、清涼成分が含まれたGATSBYのシリーズが女性にも人気のようですね。拭いた後に、驚くくらい体がひんやりするのでおすすめですよ。
スースーするのが苦手な方は、敏感肌用のボディシートがおすすめです。
いずれもドラッグストアなどで手に入るので、チェックしてみてくださいね。
【対策3】休憩時間に効果的に体を冷やす
上の図は、熱中症予防で冷やすと効果的な体の部分です。
首、脇の下、足の付け根の部分は、太い血管が近くを通っています。そのためこれらの箇所を冷やすと、素早く効果的に体を冷やすことができます。
レッスンの休憩時間や暑さで具合が悪くなった時は、これらの箇所を保冷剤や濡れタオルなどで優先的に冷やすようにしましょう。
【対策4】タイツの代わりにバレエソックスを履く
バレエタイツについて特に指定がないスタジオであれば、夏場のレッスンはタイツの代わりにバレエソックスを履くのもおすすめです。
バレエソックスは蒸れにくく、着脱も簡単なので、この時期は愛用している方も多いようですね。
1足あたりの値段もリーズナブルなので、ぜひ試してみてくださいね。
レッスンでバレエソックスが使用できない場合は、冷感素材でできたバレエのクールタイツを使用するのもよいかと思います。
【対策5】絶対に無理をしない
熱中症は、手当が遅くなると重症化し、命に関わる場合もあります。
レッスンをしていると夢中になって、少しぐらい調子が悪くてもつい頑張ってしまいますが…。絶対に無理はしないようにしましょう!
めまい、顔のほてり、筋肉のけいれん、体がだるい、頭痛、吐き気などの症状が出たら危険なサインです。
少しでも調子が悪いと思ったら、レッスン中であっても必ず先生に伝えて、水分補給や体を冷やして休むなど、適切な対応を行うようにしましょう。