クラシックバレエには「ドン・キホーテ」「ラ・バヤデール」といった様々な作品があり、それぞれの作品には沢山の登場人物が出てきます。
たくさん出てくる名前の中で、今回は「意外と読み方を勘違いしているかも?」という名前を3つピックアップしたいと思います。
バレエの発表会やコンクールなどで出てくる機会が比較的多い名前なので、念のためチェックしてみてくださいね。
ドルネシア? ドルシネア?
バレエ作品「ドン・キホーテ」第二幕の、ドン・キホーテの夢の中に出てくるお姫様の名前。
読み方はよく「ドルネシア」と勘違いされがちなのですが、実は「ドルシネア(またはドゥルシネア、ドゥルシネーア Dulcinea)」なんです。
「ドン・キホーテ」は有名なバレエ作品で、公演や発表会、コンクールのヴァリエーションにも「ドルシネア」の名前はよく出てきますので、ぜひ正しい方で覚えておきましょう!
作品のあらすじも知りたいという方は、こちらの記事もご覧になってみてくださいね。
ファンタンゴ? ファンダンゴ?
こちらも同じく「ドン・キホーテ」の作品に出てくる名前で、第三幕のキトリとバジルが結婚するお祝いのシーンで登場するスペインの踊りです。
踊りの名前なので、「踊り→踊りといえばタンゴ→ファンタンゴ」と自然に脳内解釈されてしまいそうですが、実は「ファンダンゴ(Fandango)」が正しい読み方なんです。
「ファンダンゴ」は、元はスペインのダンスや音楽、特に「フラメンコ」の踊りを指す言葉だそうです。
ちなみに「タンゴ」の方は、男女ペアで踊るアルゼンチンの踊りなんですが、「フラメンコのタンゴ」なるものもあるようで…ちょっとややこしいですね。
こんがらがってしまったら、「ファンのお団子」みたいにゴロにして覚えちゃいましょう(!?)
アレルキナーダ? アルレキナーダ?
人形たちの可愛いバレエ恋物語。コンクールのヴァリエーションでも人気なのでよく見られ、三角帽子をつけた衣装が特徴的ですよね。
ネットやSNSを見てみると、「アレルキナーダ」「アルレキナーダ」、両方の言い方が使われているので「あれ?どっちだろう…」と思ってしまいますが、実は「アルレキナーダ(Harlequinada)」の方が正しい読み方なんです。(最初のHは発音しません)
「ドルネシア」もそうなんですが「アレルキナーダ」の方が何となく、語感・響きがしっくりきて言いやすいので、勘違いをしてしまうのかも。(私も最初は勘違いしてました…)
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いかがでしたか?この他にも、バレエには読み方が紛らわしい言葉がいろいろ出てくると思います。
多少面倒でも、はじめて聞く言葉は、読み方が合っているかチェックする習慣をつけるとよいかもしれないですね。